
幻獣の館。
2015/5/31 Sun

うっかりすると

妖怪っぽさが

露呈するイキモノが

そこら中に

散見される。
麦は、いまのところ、妖怪と妖精の中間という感じ。
夕食は、昨日のローストビーフの残りを和風に仕立てて。

昨日頂いたビールのうちの1本、「さくら旅情」でスタート!
綺麗な紅色と甘い香り、そしてすっきりと爽やかな苦味が美味。

お刺身2種とかき玉汁。
画面の外では、お刺身を嗅ぎつけた猫たちが阿鼻叫喚。

今日のローストビーフは、大根おろしとクレソン、お醤油で。

2本目のこちらは、マスカットの香りと爽やかな香り。
夏休みのブランチにぴったりだろうなあと思う味わい。

3本目は独歩のデュンケル。
ドイツフェスで飲んだドイツビールを思わせる深みのある味わいで
ゆっくりと時間をかけて頂くのがぴったりなおいしさ!
* 夕食 *
・お刺身盛り合わせ+大根+わかめ。
・ローストビーフ+大根おろし+クレソン。
・かき玉汁。

食欲の権化。
2015/5/30 Sat

食事時には小さな虎と化す姉弟。
午前中、台所から廊下に出ると、可愛らしく「にゃーん!」と鳴きながら駆け寄ってきたあんず。頭の上方に手をかざすと、後ろ足で立ち上がった彼女はぐーんと伸ばした両手をわたしの手首にからめ、ゴロゴロいいながらわたしの手に頬をすりすり・・・しようとしたその瞬間、あれ?突如眼光が鋭くなった・・・?と思うが早いか、わたしの手首をガブーッと噛んだ。痛ー!!!な、なんで・・・?あ、ローストビーフの下ごしらえで、牛肉のかたまりをフライパンで焼いたばっかりだから・・・手は洗ったけど、服にそのにおいがついてるのか・・・と高速で考え終えたその瞬間、「なに?!おいしいもん?!むぎもー!!!」と走り寄ってきた茶白の弟が、同じくわたしの手首をガブーッ!痛ー!!!(再)・・・あんず、とりあえずその女豹の目付きをやめなさい。そして麦、もうちょっと落ち着いて行動しようか・・・
夕方、製作を終えて、夕食の仕込みをしていると、チャイムが。宅急便の方から荷物を受け取ると、それはお客さまから届いたたくさんの地ビール・・・!きゃー!どうもありがとうございます!!!いろんな種類のビールを入れてくださったので、今日のメニューに合いそうなビールをわくわくと選ぶ。うれしい・・・

思わぬ流血の事態を引き起こしたローストビーフ。
やっぱりお肉は仔猫の野生を呼び起こすんだわ・・・
午前中から仕込んでおいた甲斐あって美味。
冷凍庫でしっかりと冷やしておいたお皿に盛って。

トレビス、きゅうり、セロリのサラダ。
さっぱりほろ苦大人味。

そして、相変わらずバジル気分なので、カプレーゼ。


ローストビーフには、焼いた時の肉汁+赤ワイン+三温糖+隠し味のお醤油を
煮詰めたソースをかけて。


そしてもちろん、頂いたビール!
倉敷麦酒は、喉をすっと通った瞬間はとても軽やかなのに、
その後、しっかりした旨味と香りが立ち上がってきてびっくり。
とても良い夕食のスタートとなった。
その後に開けた独歩は、心地良い苦味と香りの良さが印象的。
重めな味わいの牛肉のおいしさを、しっかりと引き立ててくれた。
* 夕食 *
・自家製ローストビース+クレソン+自家製ソース。
・トレビス・セロリ・きゅうりの大人サラダ。
・カプレーゼ。
・塩味のソーダクラッカー。
・おいしいビール!

麦の挑戦。
2015/5/28 Thu

最近このドアプレートの

この魚が気になる麦。

靴箱から精一杯身体を伸ばしても、幸いまだ届かないけれど

近々なにかをやらかしそうな予感に満ち満ちている。

「おさかなにはとどきませんでしたので、ヨットをやっつけてやりました」(なぜ?)

麦、WIN。

「つぎのたーげっとは・・・あれですね」
やめなさい。
何度か書いているように、頑張ると「んんっ」と声が出てしまう麦。この声が聴こえると、その直後、かなりの確率で「ドターン!」とか「ガターン!」とか「ふぎゃっ」(麦、もしくは他の猫の悲鳴)という心をかき乱す物音が響き渡るので、麦の「んんっ」にびくっとするようになった、最近のわたしと楓・・・

あまりお腹が空かないので、夕食は軽く。
ここ数日、夕方になると熱が上がる。
サラダほうれん草とみょうが、豚しゃぶのサラダ。
かつお&昆布出汁+お醤油+みりん少々+シェリービネガーで。
旨味のあるシェリービネガーは、お醤油によく合う。
* 夕食 *
・サラダほうれん草とみょうが、豚しゃぶのサラダ。

猫カオス。
2015/5/27 Wed

うちに来て間もない頃の珊瑚と

1年後の珊瑚。
こうして見ると珊瑚は、あっという間に大人になっちゃったんだなあ・・・見た目だけは。
このところ、ご近所で家が建っていて、日中はその音が賑やかに響いている。多少の振動には慣れ、びくともしないうちの猫たちなのだけれど、今日は何の機械なのか、情緒不安定な象のような「パオッパオッパオッパオッ」という音が朝から鳴り響き、動物の鳴き声っぽいからなのか、皆、一気に恐慌状態に陥った。
まず、仔猫2匹がわたしのもとに駆け寄り、プライドと恐怖の狭間で混乱状態に陥ったあんずが、「こ、こわいわけじゃないわよっ ただここにいたいだけよっ わるい?!」とシャーシャー吹きながら、変な半ギレ状態でわたしに密着、そういうプライドには縁がない麦は「むぎこわい・・・こわい・・・」とわたしのスカートに顔を埋めたまま動かなくなる。2匹を撫でてなだめていると、恐怖で目が三角になった珊瑚が2階から駆け下りてきて、仔猫2匹にシャーシャー吹きながらも、なぜかわたしの背中をよじ登ろうとする。い、い、痛いですよ!そこに、むーちゃんことのどかがやってきて「むーちゃんこわい・・・こわい・・・」と麦の横でスカートに顔を埋めたまま動かなくなり ― 君たちほんとスペックが同じだな ― 父、牡丹まで「いや、こわいわけじゃないですよ?こわいわけじゃないですけど、場所あけてもらえませんか・・・」とわたしの周りをぐるぐる歩き回る。その合間には、あんずと珊瑚が交互にシャーシャー叫んで、なんてカオスな朝・・・そしてめちゃめちゃ重い。これ、石抱きの拷問、ver.猫だわ・・・
夕食には、Amanda Hesser の ― というか、正確には彼女のお母さんのレシピ、オーブン・フライドチキンを製作・・・したのだけれど、いきなり熱が上がって食べられなくなる。Oh・・・というわけで下の写真は、翌日の昼に頂いたときの写真。

オーブン・フライドチキンは、半日冷たい塩水につけておいた鶏もも肉を、小麦粉をまぶしてオーブンで「揚げる」という料理。
レシピと違って、小さく切った鶏もも肉を使った点、温めなおしてやや固くなった点を差し引いても
おいしいけど、普通に揚げ焼きにした方が、楽だし早いかな?という印象。
ただ、50分じっくり焼いた人参はびっくりするほど甘くて、これはまた作りたい。
* 夕食 *
・オーブン・フライドチキン。
・オレガノ&オリーブオイルをまぶし、オーブンで焼いた人参。
・マッシュポテト。
・きゅうり。
・丸パン。
・アイスティ。

そんな仔猫。
2015/5/26 Tue

仔猫レベル5:あんず。
賢い&運動神経良しの武闘派。
独立独歩で強気、プライド高し。でも実はこわがりな面も。
特技は逆ギレ。

仔猫レベル2:麦。
HP、SP 共になし。
運動神経も頭脳ももちあわせていないが、愛嬌は 人一倍 猫一倍あるタイプ。
特技は、目を覆いたくなるような劇的なドジを披露すること。

元気に大きくなってくれて、ありがとう!
仔猫たちが寝ている隙に床を磨こうと思い立ち、ホウロウの小さなバケツを持って来た。さて、あとは・・・と水に希釈して使うタイプの、動物にも無害なクリーナーを用意していたら、背後で「ガシャーン!」という大きな音が。ハッと振り返ると、麦の後ろ足が2本つきだしたバケツが、スローモーションで倒れていくところだった。ぎゃー!犬神家!
・・・そう、そうだった。寝ている仔猫というのは、非常に油断のならない存在なんだった。これからは、ケージにしまってから床を磨こう・・・バケツに水とかクリーナーとかを入れる前で、ほんとよかった・・・
バジル・・・バジルが食べたい・・・とバジル脳になってしまったので、夕食は洋食で。

バジルが無性に食べたくなって、カプレーゼ製作。
ディルとバジルは、時々発作的に食べたくなる。

フエ(サラミ)、生ハム、茹でたベビーコーン。

イギリスのビール、Samuel Smith と。
写真を撮り忘れたけど、ほかにはスモークした牡蠣、チーズクラッカーなども。
* 夕食 *
・カプレーゼ。
・おつまみ盛り合わせ。
・スモークチーズ、チェダーチーズクラッカーなど。

うろうろ姉弟。
2015/5/25 Mon

探検モードの2匹。今日は玄関が気に入ったらしい。

取っ組み合いの喧嘩をしたりもするけれど

気づくと一緒にいる、麦とあんず。

珊瑚も玄関でリラックス。
ちび2匹の登場で動揺しきりだった珊瑚の心のやすらぎと、なにをしでかすかわからないやんちゃざかりの2匹の安全のために、これまで麦とあんずの行動エリアは1階の限られた場所のみにしていたのだけれど、この5月に、猫立入禁止の場所を除く、家中の探索を解禁した。最初は「こわい!おうちかえる!」と、自分でケージの中に脱兎のごとく駆け戻ったりしていたけれど、最近ようやく、探検モードに移行するようになってきた。
作品の構造を決めるのに試行錯誤していたら、気がつくと結構な時間で、おなかがぺこぺこ。大急ぎでお蕎麦を茹でる。

お蕎麦が見えなくなりそうな具沢山ぶり。
おそうめん用に作ってあった、干し椎茸、昆布、かつおぶしで作ったたれを、
蕎麦用にちょっと甘目に調整し直したたれで。
* 夕食 *
・豚しゃぶ、みょうが、おくら、納豆、半熟卵のお蕎麦。

麦の進化。
2015/5/24 Sun

「むぎ、かえでにーちゃんのおかげでレベルあがりました」

「というわけで、かえでにーちゃん」
「師匠と呼ぶがいいのだぜ。なんだちびすけ。」

「おもむろに、パーンチ!」
「なぜ?!」
兄、楓の熱心かつ懇切丁寧な指導により、靴箱の上に登れるようになってしまった麦。うう、登れないほうが、正直、なにかと安心なんだけど・・・もういろいろと、何かやらかす気配満々。
夕食は、帆立を狙う猫たちで阿鼻叫喚。こ、こらー!

お刺身2種にわかめを添えて。

薄切りの豚肉とズッキーニとしめじの中華炒め。
オイスターソース、お醤油、豆板醤で。
* 夕食 *
・蛸&帆立のお刺身+わかめ。
・豚とズッキーニ、しめじの中華炒め。
・茄子のお味噌汁。

巨大化。
2015/5/23 Sat

なんだか

縮尺がおかしい。
人間側の、どうにかダイエットさせようという努力をことごとくぶち破り、容赦なく巨大化していく琥珀。おまけに、突然疾走を始めるタイプなので、先日は、いきなり走りだした琥珀の進路上にふらふらと出てきた麦が、廊下の端までふっとばされるという家庭内交通事故が発生。気をつけろ、琥珀は急に止まれない・・・
夕食は、再びホワイトアスパラガスの宴。今回はちゃんと卵も用意して。

茹でたホワイトアスパラガス+カリッとバターで炒めたパン粉+ゆでたまご。

前回おいしかった、ソテーしたホワイトアスパラガス+アンチョビ+レモンも。

カルパッチョ。 他に、フエや蛸のアル・アヒージョも用意したのだけど、撮り忘れ。

飲み物は、さわやかな味わいの白と

インパクトのある名前の赤で。
* 夕食 *
・茹でホワイトアスパラガスのゆでたまごトッピング。
・ホワイトアスパラガスのアンチョビソテー。
・真鯛、蛸、帆立のカルパッチョ。
・フエ。
・蛸のアル・アヒージョ。

そんな麦。
2015/5/22 Fri

しっぽをぱくりとやろうとしたのに

なぜか足を噛んでしまいました、の図。
しっぽが長い仔猫が皆そうだったように、麦も自分のしっぽにじゃれる・・・が、運動神経のなさは、いかんともしがたい。この間など、「んんっ」という掛け声とともに(麦は頑張ると声が出てしまうタイプ)靴箱の上にジャンプ・・・しようとして、扉に激突、ぼてっと落下した麦を見かねた兄、楓が、首筋を咥えてずるずると居間まで引きずり戻していたほどだ。いいんだよ、麦、ゆっくり大きくおなり・・・
夕食には、当然ファーベが登場。野菜庫のファーベがもう残り少なくて、どきどきする今日この頃。

平茸の旨味とぱりっとしたトレビスのほろ苦さが合う。
塩を強めに効かせ、にんにくと一緒にオリーブオイルでソテーした熱々の平茸を
トレビスにのせ、シェリービネガーをかけて出来上がり。



熱々の揚げ餃子・・・ではなく、冷凍のパイ生地で簡単に作ったパイ2種。
具は、ズッキーニ+フェタチーズ+ピンクペッパー&アボカド+スティルトンチーズ。
外はパリパリ、中は熱々&とろり、でおいしい。

そしてもちろんファーベですよ。
今日もシンプルに、お塩で。
* 夕食 *
・トレビスと平茸のサラダ。
・チーズと野菜のパイ2種+きゅうりとプチトマト。
・ファーベ。あまりに好きで、御とか様とかをつけたくなってくるレベル。

仮想夏。
2015/5/21 Thu

海気分。
玄関は猫達に倒されても生き残れる、木製などの品を中心にディスプレイするのが鉄則。
本当はガラス製品も置きたいのだけど、結果があまりにも目に見えている・・・

もう夏っていうことにしてしまおう。そうしよう。
(肌寒さにカーディガンを羽織りつつ)
まだ梅雨も来ていないというのに、俄然夏気分のこの5月、すでに玄関もこんな風。心頭滅却すれば、初夏でも夏!(なにかが違う。)
そんな中、南の島在住の幼なじみから素敵な贈り物が!パイナップルに、グアバに、パッションフルーツに、バナナに、パパイヤ!すごい、本物の夏感に満ちあふれている!果物のいい香りでいっぱいで、果物好きなわたしには天国。どうもありがとう!

うれしいー!

あれ・・・?
あんず・・・名前的にはそうだけれど、君は果物じゃない。
生まれて初めて見るパイナップルをなぜか猫と認識、何事かを熱く語りかける弟を尻目に、
食べ物チェックに余念のない姉。
夕食は、このところ恋焦がれていた、近所のオーガニックカフェのピッツァをテイクアウト。薄くてパリパリの生地!おいしい!

ゴルゴンゾーラとくるみのピッツァ。

あとは、スナップインゲン?エンドウ?の味噌マヨネーズ和えと

当然これ。
今日はシンプルに、お塩で。
* 夕食 *
・ゴルゴンゾーラとくるみのピッツァ。
・スナップエンドウの味噌マヨネーズ和え+胡麻。
・ファーベ。

紅葉の変身。
2015/5/20 Wed

「じー」
今年の4月に撮った1枚。
いろいろ怖いものが多い紅葉だけど、カメラも怖い。このときも、この直後逃走。
2003年の8月、健康状態がよれよれの生後3ヶ月の迷子の仔猫としてうちにやってきた紅葉は、なんというか、完膚なきまでに野良王子だった。最初に受け入れてくれた兄、「むーちゃん」こと、のどかのことが大好きで、ちらっと目の前を通り過ぎただけでゴロゴロ言うほどの大ファンぶりな一方で、お客さんが家にくれば即2階に逃走してそのまま深夜まで降りて来なくなり、ずっと一緒にいるわたしですら、立ち上がって近づくと逃走というびくびくさん。・・・なのだけれど、最近そんな紅葉に大きな変化が。朝晩、「撫でて・・・」と甘えにくるようになり、撫でるとお腹を見せて(!)しどけなく転がり(!!)うっとりゴロゴロするようになった(!!!)のだ。まさか、紅葉が向かい合ってゴロゴロいいながら、わたしのおでこをもみもみしてくれるという奇跡体験をする日が来ようとは。今のところこれは、わたしが布団に横になっているとき限定で、起き上がってカメラを持ったりすると即逃走してしまい、写真に撮れないのが残念なのだけど、とにもかくにも、思いがけない嬉しい変化。家庭内野良っ子な紅葉は紅葉で可愛かったし、そういう個性の子なのだと納得して、もうずっと変わらないだろうと思いつつも愛していたけれど、こんな風に変わってくれたりするものなんだなあ。2003年、仔猫が来た頃の日記を読み返したら「いつの日かきっと、わたしにすりすりさせて見せるぞ!」と書いてあった。時間は掛かるけど、だいじょうぶ、叶うよ。とあの頃の自分に伝えたい。
お昼が遅かったので、夜は冷たいパスタで簡単に。むろんファーベは欠かしません。

冷製カッペリーニがおいしい季節になってきた。
かかっている白いチーズは、トルコのベヤズペイニール、つまりは牛乳から作ったフェタチーズ。
シードルのドライと一緒に。
* 夕食 *
・ファーベとフェタチーズ、サルサソースの冷製カッペリーニ。

勝手にアテレコ。
2015/5/19 Tue

「やあ」

「ちょっと、なにこのにおい・・・」

「えー、その件に関する我が社の見解といたしましては・・・」

「まあ!奥様、それほんとなんですの?」

「・・・・・・」
これは、珊瑚の顔芸練習風景・・・ではなく、猫界における指しゃぶりであるところの、肉球ちゅうちゅうのためのポジショニング決め風景。うちに来たその日に肉球ちゅうちゅうを覚え、大きくなった今でも毎日欠かさず、ゴロゴロ喉を鳴らすのは基本的にこの肉球ちゅうちゅうの時だけ、という珊瑚。しかも、肉球をちゅうちゅうしている最中には、必ずわたしが寄り添って撫で続けなければならず、その撫で方や撫でる場所にもこだわりがあって、要求するクォリティに満たないとわたしを厳しく注意するという職人ぶり。自分の腕の角度やポジションにも、わたしにはわからない深遠なルールがあるらしい。珊瑚にとってこれほどまでに神聖なちゅうちゅう時間を、「にーちゃんなにやってるの?」と疑問符でいっぱいのちびねこ2匹に邪魔されたりした日には、普段無口で、鳥と間違えるほど高音の「きゅ。きゅ。」という声でしか鳴かない珊瑚が「▲×#$&◎*!!」みたいな謎の言葉を発して激怒するのだった。


おまけ。 生後2ヶ月半頃の幼かりし頃の風景と、3才の今。 変わってない。変わってないよ珊瑚・・・
夕食はイタリアンで(ワインはフランス産だけど)。気分的には、ファーベがメインディッシュ。

前菜のサラダ・・・というか、おつまみ。半分ほど残っていた白ワイン Agneau Blanc と一緒に。
生で食べられるイタリアのそら豆、ファーベと、定番の組み合わせ、ペコリーノ・ロマーノ。
ファーべが大好きで、毎年、農家の方に予約して送って頂いている。

ドライトマトと鶏むね肉のソテー?軽い煮込み?+ポレンタのグリル。
そう、厚焼き卵みたいに見えるけれど、黄色いのは焼いたポレンタ。
ポレンタは支度にちょっと時間が掛かるので、早めに煮込んで、型に流して冷やして成形しておく。
* 夕食 *
・ファーベ&ペコリーノ・ロマーノ。
・ドライトマトと鶏むね肉のソテー+ポレンタのグリル。
ソテーには、隠し味にポートワインを少し使っている。

ホワイトアスパラガス日和。
2015/5/16 Sat

驚きの急成長だった兄の珊瑚よりも、ゆっくりと成長中の2匹。
動物病院の先生によると、そういう家系なんだろうとのこと。

そして相変わらず、母と見まごうばかりの兄、楓。
仔猫が好きで好きでたまらない、母性愛炸裂系男子。
お・・・おひさしぶりです(小声で)。更新がない間も見に来てくださっていたみなさん、ありがとうございます。そしてごめんなさい・・・
猫たちは、8匹みんなが元気に過ごしていてくれて、嬉しい限り。ささやかな悩みと言えば、麦がまだ名前を覚えていないことぐらい。わたしが誰かの名前を呼ぶと、それが誰の名前でも「はあーい!」と言わんばかりに元気に鳴いて駆け寄って来るのだ。
少し前、姉あんずと共々、動物病院に行ったときのこと。待合室にはわんこさんがおり、吠え声がするたびに、犬という生き物に接した経験がほとんどない2匹はたいそう動揺していた。少しして「あんずがいない?!」と驚いてキャリーバッグの中を覗きこんだところ、あんずはまるで2人羽織のように麦の下に潜り込んでおり、麦がちょっと身じろぎするたびに「動くんじゃないわよおお!じっとしてなさいよおおおお!」と半泣きで麦の腕を咥えて押しとどめるびくびくぶり。身動きも出来ない麦は、吠え声がするたびに「かえりましょう・・・もうおうちにかえりましょう・・・」と潤んだ目でわたしを見上げてくる気の毒さだったけれど、やがて動物病院の先生が診察室から顔を出し、「ジョンくん(仮名)、どうぞー」とわんこさんを呼ぶと、麦がよろよろした情けない声で「はあーい・・・」という感じに鳴いて、先生、わんこさんのご主人さま共々笑ってしまった。麦、まだ君の番じゃない。
というか君の名前はジョン(仮名)じゃない。
さて。今日は北海道のホワイトアスパラガスが届いたので、夕食はホワイトアスパラガス祭り。ホワイトアスパラガスと言えば卵、というほど相性がいい卵を買い忘れる、というわたしのミスにより、茹でたものは溶かしたカルピスバターとフルール・ド・セルとレモン、残りはじっくりとソテーしてアンチョビ&おいしいオリーブオイルで、という組み合わせで頂く。うん、あっさりして、これはこれでおいしいね。



ソテーの方が味が濃いけれど、時間がかかる。
茹でたものは甘みがあって優しい味わい。

仔牛肉のステーキ。焼き茄子とトマトのサラダ、スモークされたパプリカと塩をまぶしたポテトを添えて。
ポテトは、Amanda Hesser のレシピから。

ビールの後は、よく冷やしたトルコの白ワイン ANGORA で。
* 夕食 *
・ホワイトアスパラガス、ボイルとソテーで。
・仔牛肉のステーキ、焼き茄子とトマトのサラダ、パプリカポテト添え。
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