October   2011

   




      隠れ下手。

     Mon.17.10.2011 





   しっぽが見えてるうえに




   早く見つけて欲しいタイプ。


   英会話教室の宿題のブックレポートをせっせと仕上げる。あらすじと作者についてのざっくりした説明と感想を含めて 350 words って少なすぎる・・・書き上げたレポートを、あっちを削り、こっちを省略しと悪戦苦闘でどうにかぴったり 350 words に収めた。今回はどの本で書くか迷ったけれど、結局 Agatha Christie "A Murder Is Announced" にした。"Venus Preserved" は、あらすじだけでも 350 words は越えそう・・・そして、内容を読み間違えてるわけじゃなくて本当にそういう内容なんだということを先生に納得してもらうまで時間が掛かりそう・・・

   夕食は、ボルシチは確定として、サラダはどうしよう。昨日とほぼ同じ材料しかないけど、またオリヴィエサラダじゃつまらないし、となんとか趣の違う感じの料理に仕上げたところ、予想外の大ボリュームになってびっくり。いつものお皿では大きさが足りず、もっぱら来客用かクリスマス用に使っている "Highland glass" の大皿に盛り付ける。




   昨日のボルシチを温めて。




   水にさらした玉ねぎ&チェダーチーズを小さなキューブに切って混ぜ込んたマッシュポテトのベットに、
   タイムの香りをつけて塩胡椒でこんがり焼いた鶏胸肉をのせてみた。



   *   夕食   *
   ・ボルシチ。
   ・鶏のソテー&マッシュポテト&玉ねぎ。






      ロシアな日。

     Sun.16.10.2011 





   あああああ。
   ようやく抜糸が終わったたんぽぽかあさんも元気に参戦。



   外で、ちょっとばかりわんこと遊んだら、帰宅するなりワニ目の猫の群れに取り囲まれ、延々ふんふんと匂いを嗅がれ続けてつらい気持ちになる。たまには犬と遊んでもいいじゃない・・・!と叫んでみても沈黙が返ってくるのみ。素敵に目付きが悪いままの彼らの気を紛らわすため、やっとのことで育った猫の草を提供したところ、青々と茂っていた鉢は5分で荒野になった。君たちにあげるために育ててたわけだからいいんだけど・・・いいんだけど・・・といつもの葛藤に見舞われる。

   夕食は、昨日お店で売っていたビーツを使ってボルシチ!時折発作的に食べたくなるんだけど、フレッシュなビーツとの出逢いがなかなかないのが残念。なのでビーツは、出逢ったらとりあえず買ってしまう野菜なのだった。




   ボルシチって、牛肉は入っているけど、ビーツ、じゃがいも、セロリ、トマト、人参等々、むしろ野菜がメインだよね。
   定番のサワークリームとディルで。





   ロシア風豪華版ポテトサラダという感じのオリヴィエサラダ。マヨネーズに加えたサワークリームが隠し味。
   みじん切りのゆでたまごをのせるのを忘却。そして、北あかりがマッシュポテト状に・・・これはこれでいいんだけど。



   *   夕食   *
   ・ボルシチ。
   ・オリヴィエサラダ。中身は、鶏肉、じゃがいも、玉ねぎ、人参、セロリなどなど。これにもディルを。
   ・パン各種。






      『工房からの風』展。

     Sat.15.10.2011 





   波多野裕子さんのランプ。ランプシェードは、パート・ド・ヴェール技法で作られている。




   クラゲみたい!と一目惚れ。つや消しのガラスの中に浮かぶ気泡が美しい。


   楽しみにしていた『工房からの風』の日。午前中は結構な雨風でびっくりしたけれど、午後から収まってきたので出かけてみる。いつも青い空の下に並ぶ白いテントが壮観なのだけど、今日は半分くらいのお店が、横にあるニッケコルトンプラザの中での展示に変更されていた。残念だけれど、あの風じゃ仕方がないよね・・・

   形の切り取り方や質感やいろんな『きれい』の角度。ほんわりした作品。エッジの効いた作品。見れば見るほどじわじわとすごさが見えてくる作品。楽しみながら作っていることが伝わってくる作品。いろんな作家さんの作品と出逢って刺激をたくさんもらった時間だった。

   さて、今回は風雨で出店もなかったから食事を食べる機会を逸して、まばたきの回数が激減するほど空腹で帰宅。可及的速やかに支度をして即夕食。今日はなんといっても、Quadruppel の大当たりっぷりにびっくりした。色を見て、Guinness みたいな強い苦さを想像したけれど(わたしには Guinness はちょっと苦すぎる)、そんなことはなく、コクがあって苦さも程よく、ゆっくりと飲みたいおいしいビールだった。一方、写真を撮り忘れちゃったけどこの後で頂いた Duchesse de Bourgougne は、なんだか発酵が進みすぎたような酸っぱい味。もちろんちゃんと賞味期限以内だったんだけど。ベルギービールはロットによって味が変わることがあるそうだから、これもそうだったのだろうか。前回のようなシードルを思わせる爽やかな香りと味わいを想像していただけに残念だった。




   『工房からの風』展で出逢ったアメリカンチェスナットのお皿に、おつまみを盛って。
   京都炭山朝倉木工さんの作品。
   マットな黒い木肌の色と木目の強いコントラストに、四隅が持ち上がって柔らかな曲線を描く面の組み合わせ。





   おいしいハムと茹でたスナップエンドウ&ベイビーコーン。
   お皿はスクエア繋がりで、カレワラをテーマにしたARABIA のイヤープレート。





   前菜を準備している間に、グリルでぱりっと焼いた開いた手羽先&アルファルファのベッド。




   今日の大ヒット、Straffe Hendrik 醸造所の Quadruppel。
   実のところこの月のラベルが気に入ってのラベル買いだったのだけど、素晴らしい香りとコクのある味わいに感動。
   苦過ぎることのない気持ちの良い苦さで、ゆっくりと楽しめるベルギービールだった。



   *   夕食   *
   ・ひまわりの種、くるみ、ピスタチオ、マスカット。
   ・ハム、茹でスナップエンドウ&ベイビーコーン。
   ・焼き手羽元&アルファルファ。
   ・パン各種。






      ベルギーな日。

     Wed.12.10.2011 





   この猫はベルギーには特に関係ありません。


   満月の日。あまりに今夜頂く予定のムール貝を楽しみにしていたせいか、浴槽を無表情に泳ぎ回るラッコに関する悪夢を見たりしたが、気にせず予約していたリフレクソロジーに向かう。いつもの至福のひととき/時々激痛。な時間を過ごしてから、夕食のお買い物。今日はベルギー料理を作るのさ。というわけで今日のワインは・・・とワイン屋さんをうろうろ。見るからに有能そうなおねえさんが「なにかお探しですか?」と声をかけてくださったので、「魚介系のベルギー料理に合う白ワインを探しているのですが・・・」と言いかけると、数秒の沈黙の後、「・・・すみません、ベルギー料理ってどんな料理でしょうか?」と訊かれた。・・・ですよねー 最近ベルギー関係の本やHP ばかり見ていたから、ベルギー料理は全世界の人の共通知識のような錯覚に陥っていました・・・

   ところでビール煮にはささやかなトラウマがあって、小学生の夏休みに弟と、家にあった料理本に載っていた「牛肉のビール煮」を作ったが、とてもじゃないが苦くて食べられなかったという出来事があった。どうしてそんなものを作ったのかというのははっきりしていて、食べてみたことがない料理、しかもお酒を使ってる!大人っぽい!という理由だ。一方、どうしてそんな事態になったのかという方の記憶はおぼろだが、自分の性格から言って、「中途半端にビールが残った・・・もったいないから全部入れちゃえ」という感じでレシピに書かれた以上のビールを1本分鍋に入れてしまったのが原因だろうという気がしてならない。さて今回のビール煮はといえばそんな惨事にはならず、鱈がふわっと仕上がって、風味良く出来上がった。もっとビール!という感じの味わいになるかと思っていたが言われなければ多分ビールが入っているとは気づかないくらいで、意外だ。




   ムール貝の白ワイン蒸し。自然な塩気が効いていて、貝の出汁にバターの風味が加わって美味!
   ムール貝の他には、セロリ、玉ねぎ、ポワローがなかったので長ねぎ、あとはにんにくなんかが入っている。





   鱈のオーブン焼き ヒューガルデンホワイトとレモン風味。
   ふんわりと軽い仕上がり。もっとタイムを入れても良かったかな?
   トマト、レモン、玉ねぎの風味が加わってフレッシュな味わいの料理。





   最初の1杯はヒューガルデンで。なぜなら鱈用に栓を開けてしまったから。
   ふわっと漂うスパイスの香りと軽い飲み口が、ああヒューガルデン!って感じがする。





   次は Chimay の白。
   行ったお店でベルギービールを探したが、3色のCHIMAY とヒューガルデンしかなかった。
   ヒューガルデンに釣られて思わず白を選んでしまったが、どうせなら趣の違うルージュかブルーを選べば良かったなー





   ワインは、おねえさんが悩みに悩んで選んでくれたGAVI。
   さわやかでおいしかった。



   *   夕食   *
   ・ムール貝の白ワイン蒸し。
   ・鱈のオーブン焼き ヒューガルデンホワイトとレモン風味。
   ・バゲット。
   ・ミモレット。






      クルクマ "Blue Moon" 。

     Mon.10.10.2011 





   咲いた!


   延々と葉っぱが存在するだけで、「この方はもう咲かないのかしら・・・」と諦めかけていた、クルクマ "Blue Moon" が開花!透き通るような薄紫色の花と明るい黄緑色の葉のコントラストには、とても魅力がある。頑張って咲いてくれてありがとう!

   録画してあった『美の壺』を観たら、今回のテーマはチョコレート。そして Chocolatier Miki さんのチョコレートが登場していた!あのサイコロみたいなキューブのチョコレートたちは、こんな風に1つ1つ大切に作られているのね・・・集中力を切らさずにあの小さなキューブの1つ1つに模様をつけるだけでもすごいことだ。番組を観ながら、チョコレートがまだ残っていて良かった、と心から安堵する。もう箱が空っぽになっている状態であの映像をみたら、食べたくて食べたくて、動物園の熊ばりにそわそわしてしまったに違いない。

   その後観た今日の『世界遺産』は、最近気になっているミケーネ文明がテーマだった。この頃シンクロニシティを感じることが多くて嬉しい。そして、黄金のおじさま(王様)のマスクに目が釘付け。夢に出てきそう・・・

   夕食は洋食で。




   野菜庫にあったさやえんどうを添えよう!と思っていたが、よく見るとそれは半分に切ったライムだった。わあ。
   というわけで添え物の野菜はなし。ケチャップの上には、窓辺のセルフィーユをのせて。





   Susie Cooper のブイヨンカップには




   キャベツとトマトのスープ。キャベツの甘味にほっとする。
   上にのせたのはオレガノ。



   *   夕食   *
   ・オムレツ、豚ひき肉+人参+玉ねぎ+じゃがいも入り。
   ・トマトとキャベツのスープ。







      隠れ下手。

     Sat.8.10.2011 





   「なにか くびに まきつけられているきが」


   寝るときは寝室に収納される琥珀だけれど、最近、わたしが寝る支度を始めるとうきうきと家中を逃げ回り始めるのが琥珀のお気に入りの遊び。最終的にはクローゼットの上に飛び乗って、クローゼットからクローゼットへジャンプし続ける・・・捕まえようとすれば捕まえようとするほど大興奮状態になって手に負えなくなるが、知らんぷりをしてすたすたと立ち去ると、5秒ぐらいぽかんとした後で、「こはくいるよー!ここにいるよー!」と懸命になって追いかけてくるということを発見した。かくれんぼでは早く見つけて欲しいタイプなんだね・・・




   綺麗な赤!特別な綺麗ななにかがこの中に納められているという感じがひしひしとする。
   琥珀の首に蝶結びされているのは、このリボン。





   宝石みたいな、ボンボンショコラ。
   今日は、Mint Lemon とEthiopia 、Natural の3粒で。



   今日のお茶のお相手は、Chocolatier Miki さんのチョコレート。1つ1つ、カカオの香りが濃厚で鮮やかで、自然と目を閉じて味わってしまう。そしてなめらかな口どけですうっと消えていく・・・残念だったのは、今日は紅茶とのマリアージュに失敗した気がすること。Wedgwood の English Afternoon Tea と合わせたのだけど、今日頂いたボンボンショコラの中に、エチオピアのコーヒー豆を使ったショコラ、Ethiopia があったこともあって、あまりぴんと来なかった。ではコーヒーと合うかというと(わたしは飲めないけど)実はそれもあまりぴんと来なくて、うーんでも合わせるならエスプレッソとか・・・?だけど、この大人っぽくて甘すぎず、香り高くてすぱっと切れ味のいい風味のボンボンショコラには、むしろお酒が合う気がするなあ。でもカルヴァドスじゃない感じだし、うーんバーボンとか・・・?




   すまない、君が悪いわけではまったくないんだ。


   夜は残りの里芋を使って、初の里芋のマッシュポテト。今回の赤玉ねぎ&くらま山椒との組み合わせ、すごく気に入ったのでまた作ろうっと。焼き鴨との相性もいいし。




   鴨!ジューシーな薔薇色に焼けた。
   同じフライパンで、鴨の風味を移してじっくりと甘くなるまで焼いた葱と、おいしいお塩と柚子胡椒を添えて。





   和風なような、洋風なようなサラダ。
   里芋のマッシュは、少しのかつお&昆布出汁で伸ばして、ほんの少しの塩と小さくキューブに切ったチェダーチーズを混ぜてある。
   写真には写っていないけど、赤玉ねぎのスライスにはくらま山椒をぱらぱらと加えてから頂く。
   どうかなーと思いつつ組み合わせてみたけれど、こっちのマリアージュは大成功!
   味のバランスが良くて、すごくおいしかった。



   *   夕食   *
   ・焼き鴨+焼き葱+塩&柚子胡椒。
   ・里芋のマッシュポテト、チェダーチーズ入り&赤玉ねぎ+くらま山椒。







      人用完成。

     Fri.7.10.2011 





   撮りたかったのは座椅子のカバーだったが、毛繕いするむーちゃんのあまりの迫力にもうカバーなんてどうでもいい。




   永遠に縮まるはずもない、姉とのサイズ差。


   猫用の冬仕様カバーは早々と完成した一方で、布だけ用意して放っておいた人間用の冬仕様リネンにようやく手をつけ始めた。今日は、延々と夏用のカバーのままだった座椅子の冬用カバーが完成。焦げ茶と白のヘリンボーンのウールを使ってみた。質のいい日本製のウールで軽い秋のスーツなんかにも良さそうだが、ふふふふ、直線縫いしかしないわたしのところに来たが最後、君は四角くて真っ直ぐなラインを持つ何かに縫われる運命なのだよ。

   さてと、と布を取り出すと、おもむろにぐるっと座椅子に巻きつけて、おおよそのサイズを出してざくっと切って、ダダダダと縫うという野生仕様。わたしの縫い物なんてそんなものです。端部分の仕上げをどうしようかと考えた結果、ファスナーをつけると考えただけで面倒くささに叫びそうになったので、単に長方形の袋に縫って、共布でくるみボタンを5つ作って、ボタンホールも作れないから紐を縫いつけてボタン留めにするというクラシック仕様にした。ファスナーつけなんてなんでもないという人はそっちの方が面倒だというだろうが、とにかく自分でも不思議なほどファスナーつけに抵抗感があるのだった。前世でファスナーに追い掛け回されたりしたのかしら。

   さて、これだけじゃなんなので、なにかちょっとアクセントをつけたいなあと最初は端に手持ちのチョコレート色とキャラメル色の組み合わせのタッセルをつけようとしたが、猫の群れのおもちゃになるだけなので瞬時に却下、代わりに端にシダ模様のリボン?テープ?を縫いつけてみた。お気に入りのままずっと裁縫箱に仕舞ってあったものだが、このヘリンボーンとの組み合わせ、とても気に入った。同じ組み合わせでもう1つ何か作ろうかな。

   さて後は、ずっと使って座椅子の座面が痩せてきているので、ふっくらとさせるべくフラットなタイプのクッションを共布で作れば完成なのだけど・・・果たして今月中に完成するのだろうか。




   くるみボタン作りはとても楽しい。
   そういえばくるみボタンのくるみって、子供の頃はずっと木の実の方のくるみだと思い込んでいて、リスっぽくてかわいいなーと考えていた。



   そして夕食。予想通り、カレーが残っている。ただそのままメインにするには少ない量なので、ココットに流し込んで簡単ポットパイに。そしてソーセージにはザワークラウト!・・・なんだけど、うちの近所では手に入らないので、茹でた千切りキャベツにクミンと白ワインヴィネガーと塩少々を混ぜて即席ザワークラウト。これだけひたすら食べたいほどにおいしい。





   こんがり。




   ぱり!
   カレーはお水を足して濃度を低くしておくことがコツといえばコツ。
   パイ生地が水分を吸うので、あまりに濃厚タイプのスープと組み合わせると、「み、水・・・」となる。





   すごいボリュームのシンケン・ヴルストヒェン。キャラウェイシードが香っておいしいのだけど、皮の弾力が・・・すごい。
   一瞬、ミュンヘナー・ヴァイスヴルストみたいに皮をむいて食べるのか!?と思ったんだけど、違うよね・・・?



   *   夕食   *
   ・カレー・ポットパイ
   ・シンケン・ヴルストヒェン+トマト+即席ザワークラウト。







      ハーブの日。

     Thu.6.10.2011 





   手前で、ろくろ首ばりにひょろひょろしているのはセージ。
   葉っぱも少ないので、はたして刈り込んでいいものか考え中・・・



   一気に秋が深まって、長く続いた残暑が夢の中のことみたいだ。植え替えにもちょうどいい気候になってきたので、午前中、台所のハーブたちの世話に勤しむ。シーズンを終えたスィートバジルには引退して頂いて、あとは今年の猛暑ですっかり筋っぽくなっちゃったひとたちも新苗さんに交代してもらって、古い葉っぱも取って、土も足して・・・と活気づく。たんぽぽの入院でばたばたして、うっかり切らしてしまった猫用の草の種も再び蒔いてみたものの、気が急いているのかあたりをうろうろする草好き牡丹に戦々恐々。生えてくるのはしばらく先ですよ?!

   夏の間はカンカンに暑くなってかなりタフな環境になるが、これからは日当たりが良くて植物たちが育つのにぴったりの場所になる台所の出窓。もうしばらくすると、注文しておいた秋植え球根たちも届くし、そうすればまた賑やかな窓辺になるはず。毎年、鉢の数と植える場所と植える球根の数を念入りに計算 → 球根届く → どう考えても球根多過ぎ!というプロセスを辿っているのだけど、今回はどうだろう・・・

   今日も煮込み料理がいいなーとカレー。昨日今日と思い浮かぶ「食べたいもの」は、グラーシュとかボルシチとか、煮込み料理ばかり。




   ビーフカレー。30分ほど圧力鍋で煮込んだので、牛肉がとろふわ。
   ただし、とろふわすぎて一部カレーに溶け込んでしまったのは計算外。
   玉ねぎなど、後で加えた分以外は影も形もなし。





   赤玉ねぎとホワイトマッシュルームのサラダ。ひまわりの種をトッピング。
   ドレッシングはラズベリーヴィネガーで作るつもりが、急遽気が変わって柚子胡椒風味で作ってみた。



   *   夕食   *
   ・ビーフカレー。牛肉、ホワイトマッシュルーム、人参、玉葱。じゃがいもがあると信じていたが、野菜籠を見直すと里芋だった・・・
   ・赤玉ねぎとホワイトマッシュルームのサラダ。







      ミシンの日。

     Wed.5.10.2011 





   1894年生まれのSINGER。全然現役。
   1つだけ残念なのは、ミシン糸。お店で見ても、糸巻き部分がプラスティックのものしかない。
   祖母が持っていたみたいな、木の糸巻きのミシン糸が今もあったらいいのになあ。





   全体に花の絵が。


   午前中、ミシンを出してタタタタと縫い物。家庭科の時間に初めてミシンの扱いを習った小学生のみぎりより、ミシンというものと仲が良かったためしのないわたしだけど ― 下糸がからまった上に切れ、針が折れ、ミシン油が布に垂れる ―、100年以上前のこのミシンとは不思議に相性が良くて、ここ数年愛用している。直線しか縫えないけれど、もともと直線縫いしかしないし、手回しハンドルだから高速では縫えないけれど、もともとゆっくりでしか縫えないし、なんというか、わたし自身のスペックとこのひとのスペックがぴったりと一致したのだった。

   アンティークショップで出逢ったこのミシンは、ハンドルがとても重いということで格安のお値段だった。その後、アンティークミシンの整備士さん(という方が広いこの世界にはいらっしゃるのだった)に診て頂いたら、内部機構に、ミシン油の代わりにべったりとグリースが塗られていたことが発覚。ミシンにグリースを塗ってはいけません・・・それを取り除いて、内部を掃除&いろいろと調整して頂いたら、うれしいことに驚くほど軽快なミシンに変身してくれた。プロってすごいなあ。




   カーテン完成。


   冷え込んできた夕暮れ。ほかほかの煮込み料理が食べたいなーと考えるうちにクスクスの箱に目が行って、メニュー決定。




   具だくさんの鶏スープ+クスクス。
   カイエンヌペッパーでちょっとピリ辛風味に。
   たっぷりスープを注いだのだけど、あっという間にクスクスに吸収される。





   赤ワインで。
   グラスに注いだときのどっしりと重そうな色に反し、かろやかな飲み口。





   食後、カルヴァドスとベルギーのチョコレートを。


   *   夕食   *
   ・鶏、玉ねぎ、人参、ひよこ豆、ズッキーニの入ったスープ+クスクス。







      カメラを買いに。

     Tue.4.10.2011 





   手近にいた黒白猫をパシャリ。
   「ごはん?」





   きりり。


   先の新月更新の撮影でその寿命を終えた模様のSONY α100。本体のみならず、充電器も先日昇天したばかりだし、これはもうお迎え時ということね・・・5年間どうもありがとう!

   さて、次の満月更新の準備もあるし、新しい方を探しに行かなければ。手元には他の一眼もあるけれど、石の撮影にはやっぱりこのシリーズがいいな、とαさんを探しに出かけに行く。手持ちのレンズを持って行ったら、試しにそれで撮ってみてください!とお店の方が言ってくださったので、いろいろと撮影してみる。初代のα100 は、自動焦点機能が「自動ってなんだろう・・・」と見失ってしまうほどにたどたどしかったけど、やっぱりかなりその点は改善されている。そして重たかった本体重量がすごく軽くなっている。次の機種が出る直前ということで、かなりのお値引きされていたのもありがたい。新機種は動画撮影機能がかなり良くなっています!と店員さんにアピールして頂いたけれど、わたしの作品も石も走りまわったりしないからなあ・・・たぶん。

   帰宅してからいろいろテスト撮影してみたら、あらら、なんか動物とか花とかを撮っても良い感じ。初代のα100 は、わたしの腕もあるだろうが、どこか青い光を帯びることから撮れた写真に漂うひんやり感があって、それは秋の朝の風景とか、鉱物とか、ガラスとかを撮るにはすごく魅力的だったのだけど、一方で焼き菓子を撮ると冷え切っている風に写り、それどころか寝ている猫を撮ると「だいじょぶかー?!」と叫びたくなるほどひんやりと撮れてしまうのだった。今度のα55 は、レンズは同じだから青っぽい光なのは変わらないけれど、でもちゃんと生きてる感がある。最初に手にした一眼デジカメであるこの機種のレンズは、作品撮影用の MACRO レンズ中心の偏ったラインナップなのだけど、これならもうちょっと普段向きのレンズも欲しいかも。

   以下の料理の撮影は Canon。でも今思えばα55 で試してみればよかったかな?メキシカン・・・ていうか、Tex - Mex 料理は10月に入って2度目。こんなに冷え込んでいるのに今頃こんな夏向きメニューが食べたくて仕方がなくなっているのは、少し前に読み終えたレメディオス・バロの伝記に頻々と出てきたメキシコの描写(バロはスペイン人だが、1941年以降メキシコに住んでいた)に影響されたがゆえだと思う・・・




   前菜。心の友、茹でたてベイビーコーンにお醤油入りマヨネーズ添え。
   グワカモーレにするつもりが固すぎたアボカドは、柔らかい部分をグワカモーレ用スパイスで和えた。
   あとは生ハム切り落とし。





   ソフトトルティーヤで、チリコンカルネ、レタスの千切り、トマト、サルサソース、チェダーチーズなどをくるんで。
   チリコンカルネは、カイエンヌペッパー、パプリカ、クミンで味付け。
   そして明らかにこれは具を入れすぎ・・・包めません。





   いや、ブリトー食べる気ならあきらかにコロナ一択だよねと思いつつ
   このどこかヒエロニムス・ボス風の鳥を指に止まらせた中世の女性が気になって気になって
   コロナと一緒にお買い上げ。
   このベルギーのレッドビールは、シードルを思わせるほどフルーティーで、とても好み。
   ところでこの女性は・・・名前からして、ブルゴーニュ公国公女マリアの肖像・・・?



   *   夕食   *
   ベルギービールとライム入りコロナというすごい組み合わせで。
   ・ベイビーコーン、アボカド、生ハム。
   ・ブリトー。ソフトトルティーヤは、とうもろこしの粉じゃなくて小麦粉で作ったのが好き。







   

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