
さくらいろと真紅の日。
Sat.9.4.2011

はらはらと花びらが降り注ぐ。

若葉の明るいみどりと、桜色と、曇り空のグレーの柔らかなコントラストに見惚れる。
びっくりするほどの強風の中、近所の桜並木まで散歩。毎年この時期は桜祭りが開かれていて、驚くほどの人出とにぎやかさでゆっくり桜を眺めるどころではなかったのだけど、気温の低さと風のせいもあって、今日の通りは、上を眺めながらゆっくり歩く人達の姿もまばら。ひさしぶりに静かに桜を眺める時間を持った。
そのままてくてく歩いて行くと、いつの間にか、産地直売所が出来ていることを発見。入ってみると、まだオープンしたてらしく、木の香が立ち昇ってかぐわしい。並ぶ野菜も、スーパーの野菜のようにぴったり揃った形ではないけれど、それぞれに新鮮でおいしそう。小さないちごのパックが格安で並んでいるのを見つけて、目を輝かせて籠に入れる。解体ショー、ということばの響きが、なんだかたいそうおそろしいので苦手にしているが、幸いもうすでにショーは終わって静かにパックの中に並んだマグロの切り身も目に留まる。
帰宅して、その鮮やかな赤に目を奪われながら、わたしの作るジャムやお菓子を楽しみにしてくれている山形の祖母に送るいちごシロップを作る。煮ながら、今年の3月はいろんなことがありすぎて、祖母の誕生日のお祝いするのを忘れてしまっていたことに突如気づいて、おたまを持ったままフリーズする。うわあ。気がついていても荷物の配送がストップしていたから、何も送ることが出来なかったわけだけれど、でもこんなに完璧に忘れていたなんて。プレゼント、なにがいいだろう。

ぴかぴかのいちごたち。
今回は、600 g のいちごに、600 cc の水、500 g のグラニュー糖で作ってみた。

真紅のシロップ。

ペリエで割って試飲。
写真で色を出したくて濃い目に割ったけど、本当はもっとうんと薄めて飲む。
泡のはじける小さな音と共に、ふわっと甘いいちごの香りが立ち昇る。
プレーンの紅茶と合わせてストロベリーティーにしてもいいし、
ヨーグルトに入れても合うし、ミルクと合わせても。
かき氷のシロップにしてもいい。

ひたひたと忍び寄る猫集団の気配を背中で感じつつ、必死で撮影。ざわざわ。
そのため、他の料理の写真はない。

獲物を狙う目で、わたくしを凝視しないで頂きたいのです。
* 夕食 *
ごはんも、なにか赤い色に。
・キムチ鍋。
・まぐろの赤身。
・エシャロットと、自家製にんにく味噌。

君が見えない。
Thu.7.4.2011

「・・・」
いや、むしろ、君しか見えない。振り向いた瞬間、目が釘付けですよ。

がばっ
なにをしているんだ、琥珀。

ぶはっ
中に入ってしまったチューカルテット(猫のおもちゃ)を取ろうと頭を突っ込んだ模様。なんでそんなに面白いんだ、琥珀。

あると思っていた食材がなくて、急遽冷凍庫より登場願った帆立さま。
ふっくら解凍出来て良かった。

鶏がちょっと焦げ過ぎた。
* 夕食 *
・サラダ的な帆立。
・鶏手羽とベイビーコーン&醤油マヨネーズ+七味。
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