
願望実現。
Sun.17.10.2010

バニラクッキーを作るときに1番楽しいのは、
なんといってもバニラビーンズから種を取り出す作業。
あんな黒くて地味な植物が、あんなにいい香りだなんて。
昼食の支度の前にささっと材料を合わせてこねておいて、昼食後に冷蔵庫で寝かせておいた生地を伸ばして抜いてスタンプして温めたオーブンに入れて、またたく間にクッキー完成。というわけで、3時には製作を一休みして、おやつの時間。

まさかハヌキヤ型のクッキースタンプがあるなんて・・・!
メノラーのスタンプもどこかに存在するのだろうか。

うわー!最後の審判でラッパを吹く大天使ミカエルのクッキー型!
・・・と思ったら、キリスト聖誕を告げる大天使ガブリエルなのだそう。
どきどき・・・

今日のお茶は、お客さまから頂いたカレルチャペックのハロウィーンティー。
か、かわいい!
そしてへーゼルナッツの味わいがミルクとよく合って、すごくおいしい!

昨日の夢が現実のものに!

いただきまーす。
* 夕食 *
写真は後日の予定。
・発作的に食べたくなって、じゃがいも、玉ねぎ、パストラミのソテー。黒胡椒たっぷり。
・自家製いくらの醤油漬け。実家から送ってもらったお米、つや姫のおいしさと相乗効果で幸せ。
・にらと卵のお味噌汁。

『工房からの風』展。
Sat.16.10.2010

わたしのところにようこそ!
まぶしいほどの晴れの土曜日、毎秋の楽しみ、『工房からの風』 展へ。

誠実にお世話されていることがうかがえる畑では
花やハーブが健やかに成長していた。
明るい日差しの下、行き交う人々でにぎわう会場を散歩気分でのんびり歩いていて、最初に目に入った、というよりも電撃的に視界に飛び込んできたのは、この方。坂井千尋さんの作品。

スウェーデンのからすをイメージされたのだそう。
彼の地には、白黒のカラスがいるのですって。
そういえば、ポーランドの写真でもそういうカラスを見たことがあるなあ。
そして、こちらも坂井千尋さんの手になるこのお皿たち。

まじまじと凝視する3匹のにゃんこ皿と3羽の鳥のお皿。
鳥は、つばめと鳩かな?
目にしたときにぱっと、フジモト マサルさんの『二週間の休暇』が思い浮かんだ。
メニューを決める時も、品物を手に取るときも、あまり迷うことはない方なのだけど、それにしてもこのカラスが目に入った時には、判断するより先に身体が動いていた。我ながら三倍速の動作で、「わたし、なんだかすばやく動いてる!」と心の中で驚く。このときブースにはもう1羽カラスがいたのだけど、それでもどう考えてもこの1羽。同じ勢いのまま、迷うことなしに2枚のお皿を手に取る。この、ユーモラスでいながらさっぱりと独自の世界に在る動物や鳥たちがほんとうに今の気分にぴったりで、このお皿にきつね色の焼き菓子を載せて、お客さまから頂いた猫のマグカップで暖かいミルクティーを飲みたい!と思う。

白黒なカラスさんとの出逢いにぼうっとしながら朝ごはん兼用のお昼。
チーズナンとタンドリーチキンとネパールのビール、ゴルカ。
ごはんの後、出店なさっているのを知らず、作品を見て「もしや・・・?」と思ったブースに再び舞い戻る。お名前を拝見すると、やっぱり宮岡麻衣子さんだった。今愛用のお茶碗がこの方の作品で、他にも何点か、気にいってよく食卓に並んでいる作品がある。今日は、繊細なラインの小鉢と、そのモチーフがとても気に入ったとても小さな四角い小皿をお迎えする。

芙蓉の花を思わせる。

どこか北欧的でもあるモチーフ。
そして夕食。ライムを入れてコロナが飲みたいなーというのがまずあったので、それに合いそうなごはんを製作。

ごはーん!

チコリに、おいしいアンチョビとサワークリーム、ひまわりの種をのせたもの。
カッテージチーズでも美味。
ある日試してみて以来、気にいっている組み合わせ。

蛸、赤玉ねぎ、紫キャベツを、ライムの果汁、塩、タバスコで和えたサラダ。
ライムつながりで、コロナにとても合う。

おいしいパンにはおいしいバターがなくては。
この小皿は最近来てくれた、スウェーデンのお皿。
童話の世界のような佇まいがとても好き。

あとは、自家製鶏ハムに自家製バジル・ジェノベーゼをのせたものとか、
海老とアボカドのサラダ(猫たちの絶叫つき)とか。
* 夕食 *
コロナとスペインワインで。
・自家製鶏ハムに自家製パスタ・ジェノベーゼをのせた前菜。
・チコリに、サワークリームとアンチョビ、ひまわりの種をのせた前菜その2。
・海老とアボカドのサラダ、オーロラソース。
・赤玉ねぎ、紫キャベツ、蛸のサラダ。上にブロッコリースプラウト。
・おいしいパン屋さんのバタールにおいしいバターを添えたもの。

贈り物!
Sat.2.10.2010

Harvest。
ぴんぽーんとチャイムが鳴って、ドアを開けると郵便屋さんが小包を渡してくれた。開けてみると、高橋朝子さんからの北海道のお野菜が!かわいらしいミニかぼちゃ、インカのめざめという面白い名前のじゃがいもたち、つやつやの金時豆。うわー、ありがとうございます!
夕暮れが来るのを待ち切れずにそわそわしながら、今夜はさっそくミニカボチャを料理することに。せっかくだから、ハロウィーンメニューにしちゃう?ということはえーと、メインはこのかぼちゃでグラタンを作って、それからスープはやっぱり・・・かぼちゃ?じゃあサラダは・・・うーんかぼちゃ?じゃあパスタは・・・かぼちゃ?いや、それじゃあハロウィーンメニューじゃなくて、かぼちゃの宴ですよわたし。と我に返り、今日はまずは、グラタンを製作することにする。ミニカボチャを料理するのは初めてで、手に載せてまじまじと眺めつつ。こんなにコンパクトなのに、完全無欠にかぼちゃだ。すごい。おもちゃのような小さいかぼちゃがお皿に載るところを想像しただけで嬉しくなってくる。

じゃーん。
かぼちゃの味が濃くて、ほくほくとおいしい。
蓋にしたところも、もちろん食べられる。
食べられないのは蔕だけ!

皮がかりかり、身はふっくらと仕上がった。
庭のローズマリーで香り付け。

酸味が柔らかいシャンパンヴィネガーを使った
ほんのりカレー風味のドレッシングが最近気に入っている。

Harvest 仕様のパスタは、ジャック・オ・ランターンやカエデの葉っぱ、麦の穂の形。
ハロウィーンメニュー企画の名残り。
* 夕食 *
・ミニカボチャグラタン。ホワイトソースの中身は、海老、マッシュルーム、ハム、玉ねぎ。
・鶏のソテー、ガーリックとローズマリー風味。
・スライスした玉ねぎ、ハム、ブラウンマッシュルームとパスタのサラダ。
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