March   2010

   




      猫の座り方。

     Mon.22.3.2010 



   1.猫として正しい座り方。



   2.今ひとつ正しくない座り方。

   これは去年12月の、まだ子供子供してた頃の写真だけど、今でもよく2のポーズになったり、2本足で立ったりしながら外を見ている琥珀。そのうち2足歩行を始める日も近いかもしれない。



   珍しくほぼプランどおりに咲き揃ってくれた。

   庭では、クロッカスに続いて、ムスカリ "Pink Sunrise"、ヒヤシンス "Atlantic" と "Aiolus"、が開花スタート。初めて育てた Pink Sunrise の砂糖菓子のような、ぽくぽくした甘いピンク色がとてもかわいい。一方、ムスカリ Lady Blue はいまだ音沙汰がなく、ヒヤシンス Odyssey もどこを漂流しているのか、いまだつぼみが見えない。Odyssey ってそんなに開花が遅い種類だったっけ・・・?

   夕食は煮豚中心。多めに煮たつもりでも、すぐになくなっちゃうんだよね・・・



   煮豚を作るときは、煮卵も一緒に作るのがお約束。



   豚を煮たときのスープをベースに。



   ケッパーの酸味がアクセント。

   *   夕食   *
   ・煮豚、煮卵、白髪葱。
   ・若布、葱のスープ。白胡麻を振って。生姜風味でさっぱりと。
   ・コーン、新玉ねぎ、シーチキン、ケッパーのサラダ。





      バケツ猫。

     Sat.13.3.2010 



   Greek Oregano "Kalitera"。

   まだ朝晩は冷えるけど、そろそろいいよね!とハーブの植え付け開始。近所のスーパーでは使いたいときに使いたい種類のハーブが売られているとは限らないことと、種類があまりないこと、パックで買っても余ってしまうことが多いことから、ハーブは目下自家栽培中。今日は、グリークオレガノ、チャイブ、ディルの苗を鉢植えに。初めて植えるグリークオレガノは、生で使ってもドライでも風味が良いということなのでとても楽しみ。夏に作るトマトソースにも活躍してくれそうだ。

   今年は初めて除虫菊の栽培にも挑戦。随分前にテレビで拝見したベニシアさんという方の薔薇用虫除けのレシピを試してみたかったのだ。無農薬栽培の助けになってくれますように。薔薇に関しては、いつまで経ってもいろいろと試行錯誤中だ。今年は、水はけをよくするためにポットフィートを鉢の下に入れて、黒点病の原因となる土のはねかえりを防ぐためにすべての鉢にバークを敷き、ベランダの方は風通しと日当たりを良くするために、格安で発見した木の花台を敷き詰めて一段高い薔薇棚を作ってみた。効果があるといいなあ。

   庭仕事と一緒に、メダカの水槽の掃除。そして夕方、水替えに使った後干しておいたバケツを取り込んだら、なぜかこんなことに。2階に持っていって片付けようとしたものの



   「琥珀の。」



   「琥珀の!」



   「琥珀のなの!」
   断固抗議。

   夜は春らしく、山菜中心の天ぷらで。当然日本酒で。



   揚げ途中。この後すみやかに頂く。
   ふきのとうとたらの芽がとっても美味だった。



   鯛を締めすぎて、驚くほど昆布風味に。
   それはそれで美味。

   *   夕食   *
   ・山菜、海老、きすの天ぷら。
   ・烏賊と昆布締めの鯛のおさしみ。





      不平等。

     Thu.11.3.2010 



   ねえねえ



   なんで君ひとりで半分占領してるの・・・?
   相変わらず驚きの大物ぶり。

   確定申告も無事終わり、庭の薔薇はなぜかエリザ・ボエルだけがもう4月?と思ってしまうくらいの急成長を遂げ、そして、もう少し大きくなればこんなことはしなくなるだろうと信じていた琥珀が相変わらず掃除機にじゃれつき、からみつき、かじり、吸い込まれ続けているので、やむをえず白黒の仔猫を小脇に抱えて掃除をするようになった今日この頃。猫が掃除機に詰まるって人生初めての経験。それでいいのか、琥珀。

   さて今年は、人用の小さいハーブ園に加えて、猫用の小さなハーブ園も作ることにした。植えるハーブは、キャットニップ、またたび、そしてリードつきでたまに庭を散歩する牡丹のために、のみよけのペニーロイヤルミント。苗が届いた日、みんな寝ているから大丈夫だろうとのんびりと玄関で箱から取り出していたら、いきなり居間の襖が開き、6匹の猫が弾丸のように飛び出してきて仰天する。きゃーーーー?!咄嗟に立ち上がってまたたびとキャットニップを頭上に持ち上げて防御したが、猫の群れにすがりつかれ、遠慮のない黒白猫にはよじのぼられ、大変な目に遭った。猫の嗅覚ってすごいのね・・・猫立ち入り禁止の2階のベランダにて慎重に育てることに決定する。

   夜は洋食。写真を撮り忘れたけれど、飲み物は蜂蜜酒で。白ワインのようにドライなタイプを。



   スモークサーモンの下には、水にさっとさらした
   新玉ねぎの薄切りの山。



   ブリーチーズとくるみ、アーモンド。



   ご近所のお店の石釜焼きピッツァ。
   とてもおいしい。

   *   夕食   *
   ・ピッツァ2種。
   ・チーズプレート。
   ・スモークサーモンのサラダ。





      予期された事態。

     Wed.3.3.2010 



   うちのお雛様。
   いえ、ふたりは姉弟ですが。
   そして、お内裏様があまりに巨大過ぎますが。

   ひさしぶりの晴れ間。ひなたぼっこでうっとりぽかぽかしていた猫たちがいたその一方で



   ああああ。

こんなになっている猫がいたと言います。

   そもそもの発端は、出かける前に入浴しようとバスタブにお湯を入れていたこと。そろそろ止めたほうがいいかな?とお風呂場の扉を開けるなり、いつものように琥珀がダッシュ。そのすごい勢いに、相変わらずお風呂が大好きだなあと思わず微笑んだ瞬間、 バスタブのへりでつるりと足を滑らせた琥珀が、景気のよい水音と共にそのままお湯の中に落下。え?

   微笑んだ顔のまま一瞬フリーズしてしまったが、あわてて駆け寄り、袖をまくる暇もないまま両腕をお湯に突っ込んで琥珀を救出。落ちたのがお湯で良かった・・・そして、一瞬水中に沈んだ後に、立ち泳ぎと背泳ぎの混じった姿勢で泳いでいた琥珀の姿がまぶたの裏に焼きついている。誰にも教わってないのに、泳げるんだ、琥珀・・・わたしは教わっても泳げなかったよ・・・

   その後タオル3枚とドライヤーを駆使してずぶ濡れの琥珀をしっかりと乾かす。本人は無事だが相当ショックだったようで、一連の事態の中終始無言、にゃーという一声が出たのは15分ほど経ってからだったという。ちなみに、にぎやかな水音を耳にしてお風呂場に駆けつけた牡丹とたんぽぽは、ざばざばの琥珀の姿を見るなりしっぽが1.5倍になっていた。うん、たしかにこれは別の生き物だ。



   すごくおいしそうなセロリと出逢ったので。
   セロリはナッツと合うよね。



   最近菜の花好き。

   *   夕食   *
   ・セロリ、スナップエンドウ、鶏のソテー+アーモンド。
   ・菜の花の胡麻味噌和え。
   ・かき卵汁。





      そんな結末。

     Tue.2.3.2010 



   ニオイスミレ "Princess of Wales"。
   次々に蕾が上がって咲いてくれるのがうれしい。

   暖かい日々がふいにすとんと逆戻りした今日この頃だけど、スノードロップ "Galanthus elwesii" の開花に続いて、白のクロッカス "Ard Schenk"、淡い青紫のクロッカス"Blue Pearl"、白いヒヤシンス "Aeolus" 、そしてニオイスミレも次々と咲き始めた。植え付けと水遣りぐらいで、冬から早春にかけてのこの花たちには世話というほど手をかけてあげていないのだけど、それでもやっぱり自分のもとで咲いてくれた花には特別な思いを感じる。

   そして、このひとはいつもと変わらず態度が大きいのだった。



   「・・・君か。よし、指令を伝える。」





   「ふむ。なかなか悪くないクッションだ。」
   それは君の兄上ですよ・・・


   朝から晩までくるくるとあわただしかった今日。さて、ごはんはどうしよう・・・そうだ、こんなときこそカレー!市販のルーを使えば良いのです!

   そんなわけで、炒めた素材を水と赤ワインでぐつぐつ煮込み、いよいよ最終ラウンド、ルーを溶く!で、ルーを溶いたら・・・あれ?カレーの香りがしませんよ?というかこの香りはむしろ・・・まさか・・・とパッケージに目をやると、そこには燦然と輝く「ビーフシチュー」の文字が。買ってくるルー間違えちゃったー!!!

   多大なダメージとショックに、右手に持っていたサラダ用の三つ葉をばらばらと鍋の中に落としてしまったことですよ。この人生において、作る料理を間違えちゃったのなんて初めて。もう心はカレーを食べる準備をしてたのに。




   普通においしいのが尚ショック。わたしのカレーはどこに。




   あ、サラダに白胡麻も松の実も振るの忘れた・・・




   わたしの心模様を映してか、ちょっと渋かった。


   *   夕食   *
   ・やむをえず、ビーフシチュー。
   ・三つ葉とスナップエンドウのグリーンサラダ。柚子をたっぷり入れたドレッシングで。
   ・ほんとは明日用に買っておいたライ麦パン。





   

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