December   2009

   




      クリスマス。

     Fri.25.12.2009 





   クリスマスも、新しくなった畳も、どっちもどーでもいいひと。


   クリスマスですよ。

   4歳の姪へのクリスマスプレゼントに何を贈ればいいのか全くもって見当がつかず、悩むあまりにコレジャナイロボを贈るしかないだろうかとまで思いつめたこの頃だったが、3日前にどうにか決まった贈り物を気に入ってくれた様子。良かった・・・そんなわけで、安堵するあまりに鶏の丸焼きを焼いてみたりする夜なのだった。




   前菜は、昔のElle a table から。
   一見洋風だけど、マッシュしたじゃがいもに塩昆布を混ぜたもの、
   づけにしたマグロを細かく包丁で叩いたもの、
   そしてあさつきという和風味。
   不思議な組み合わせだけど、美味。





   鴨って、なんとなくお祝いのイメージ。




   アイスプラントにひっそりとはまっている今日この頃。





   セクシー?


   *   夕食   *
   写真を忘れたけど、飲み物はロゼのシャンパンで。
   ・三色前菜。
   ・鴨とスナックえんどう。
   ・トマト、スプラウト、アイスプラントのサラダ。
   ・ミニ鶏の丸焼き。鶏もおいしかったが、1番美味だったのは、付け合せの人参だった。あまーい。






      冷え込む日。

     Mon.21.12.2009 





   まだ赤ちゃん顔。




   ころん。




   寝る直前。


   家に来た直後に撮った3枚。こうしてみると、1ヶ月でずいぶん成長したなあ。元気にすくすく育ってくれているのはとてもありがたいこと。でも「もうちょっと赤ちゃんのままでいてくれたらなあ」という思いもやっぱりちょっとある。

   とはいえその一方で、早く大人になって、もっと落ち着いて欲しいなあと思うことがあるのも事実。今は、琥珀が1人で遊んでくれたり、じっとしてくれたりするものを模索中。とりあえず、Oren Lavie の Her Morning Elegance の PV は、ものすごく集中して観てくれることが判明。夢中になりすぎて、時にパソコンのディスプレーを乱打し始めるのが困った点なのだけど。風のある日は草木が揺れるのが面白いようで窓の外をじっと見てくれるが、案外早く飽きてしまう。物の本によれば仔猫は20時間眠るそうなのだが、一体全体、君はなぜこんなに寝ないのだね?


   ここ数日で一気に冷え込んで、まさに真冬という感じ。琥珀さんの穴あけアートに耐えかねて、居間の障子を先週末に全部新しく張り直しておいて良かったなあ。暖かさが全然違う。問題は、あとどれくらいこの状態が保つかということだ・・・




   今日はさむかったなあ。




   好みのかりかり具合に。


   *   夕食   *
   ・長芋の梅和え。湯浅のお醤油をちょっとかけて。
   ・じゃことピーマンの煮物。
   ・帆立卵、オイスターソース風味。
   ・厚揚げ+おろし生姜。
   ・椎茸とお麩のお吸い物、吸い口は柚子。






      お湯もしたたる。

     Sun.20.12.2009 



   朝の目覚めが

   @ごろごろ喉を鳴らしている琥珀に、顔中舐めまわされる(ざらざらの舌で肌がひりひり)。

   A部屋の端から疾走してきて大ジャンプした琥珀に、胃の上に飛び乗られる(ただでさえ残り少ないヒットポイントが朝っぱらから大幅減少)。

の二択しかない今日この頃、みなさまお元気でしょうか。しかもこの朝っていうのは琥珀的朝で、午前4時半とか、下手すると午前3時半だったりする。わたしの判定基準では、ばりばり夜ですよ。




   あまりにありえないことばかりやらかすので、位置確認も兼ねて
   空色の皮紐で銀の鈴をつけてある。
   あ、そうそう、琥珀は男の子です。


   前述のように、水が大好きな琥珀。洗面中にシンクに飛び込んでくるのは毎度のことで、コップに水を注ぐ音がしても走ってくる。水を出すたびに「あ、猫が来るから気をつけないと!」と思うようになったが、そんなことを気をつけなければいけないこと自体、なにかが間違っている気がする。

   さてこのところ、コットンを手からはたき落とされたり、結っている最中の髪の毛に飛びつかれたり、かんざしにぶらさがられたり、毎朝身支度に時間がかかって仕方がない。かと言って、部屋の外に放り出して自由に遊ばせておくと、被害がかえって大きいし・・・が、今朝、相変わらずシンクに飛び込んでくる琥珀を放り出しながら、ふと気がついた。細く蛇口からお湯を出して遊ばせといて、その間に支度したらいいんじゃない?ナイスアイディアわたし!そしてのんびりと身支度を終えて洗面台に戻ってくると、そこにはありえないくらいずぶ濡れで遊ぶ仔猫がいたという。わたしの馬鹿ー!!!というか、いったいどうやったらこんなにざばざばに?シンクをローリングオン?蛇口の下で滝修行よろしく瞑想?




   真冬の怪談「箱から手」。
   こういう貯金箱あったよね・・・



   *   夕食   *
   大興奮の猫運動会を止めつつの夕食。写真どころでなし。
   ・いい烏賊があったので、烏賊とキャベツと椎茸の烏賊わた炒め。
   ・ほうれん草のお味噌汁。







      ぐるぐる。

     Sat.19.12.2009 



   年末のあわただしさに、台風のような仔猫が加わり、もうなにがなんだかめくるめく日々ですよ。




   意外な展開。




   一見、仲むつまじそう。
   しかし実はこの5秒後、琥珀が振り返ってやおらたんぽぽに猫パンチ。(そして取り押さえられる)。


   先住猫たちと仔猫は仲良くなりつつあり、というか、正確に言うと、琥珀があまりにも恐れ知らずというか、完膚なきまでに猫言語を読む気がないため、全員諦めの境地に達してきている。紅葉なんて、必死で「ハーッ」と威嚇しているのに、「へんなかおー」と平気で顔をパンチしようとしようとする仔猫に恐慌状態を来たしてテレビの後ろに逃げ込んだりしていて(そこにも平気でついてくる琥珀)、気の毒で涙が止まらない。おとうさん猫の牡丹はすでに悟りの境地に達し、背中に飛びついて「あぶーあぶー」と甘噛みしてくる琥珀を、まるで猫型マントであるかのようにそのまま引きずって歩き回っている。しかしそんな牡丹も、お風呂場から聴こえる琥珀の声と大音響を心配してやって来てそっと扉を押し開けたものの、噴出するシャワーの真下でざばざばになって遊んでいる琥珀を見た瞬間、悲鳴を上げて逃げ出した。無理もなし。いいんだ牡丹、お前はそのままで。というかそのままでいてお願い。

   そんな中で最初は威嚇しまくっていたおかあさん猫のたんぽぽ。しかし、ある日わたしの膝に乗ろうとそっと近づいてきたところ、そこに熟睡する琥珀を発見。嫌がってどこか行っちゃうだろうなあという予想に反し、ふんふんと琥珀のにおいを嗅ぐと、するりとわたしの膝に乗り、そのままくるんと丸まって、幸せそうにごろごろと喉を鳴らして寝た ― 琥珀を下敷きにして。いやいくらなんでもそれはないんじゃないのぽっぽちゃん。だがそれ以降、琥珀の小ささに自分の娘と息子の仔猫時代を思い出したのか、寝ている琥珀にそっと近づいては、体温を感じるくらいの距離に座っていたりする。とはいえ、琥珀が目を覚ますと途端にハーッと威嚇したりするのだが。・・・あれ?これって仲良くなったって言うか、むしろへんなツンデレ?




   ワイン屋さんで「肉食系ワイン」というすごい惹句つきで並んでいたので




   ローストビーフと骨付きハムで前菜。
   きゅうりとトマト効果で、なぜかとっても中華料理的。





   そして蛸カルパッチョ。


   *   夕食   *
   ・ローストビーフ、生ハム、きゅうり、トマト。
   ・蛸のカルパッチョ。
   ・鶏手羽オーブン焼き。
   ・根菜スープ。
   ・バゲット。






      メモ。

     Tue.8.12.2009 



   仔猫の写真は撮ってあるものの、整理する時間がない今日この頃。とりあえず、判明した琥珀の特徴をメモ。

   @これまで育てた全猫の仔猫時代を想起してみても、どう考えても群を抜いて活発かついたずら好きで、一瞬たりとも目が離せない猫であることが明らかに。たぶん他の猫たちは、このところ日に30回は耳にするわたしの「こはくー!!!」あるいは「こはくーーー?!」という叫びを、人間が驚愕したり、度肝を抜かれたり、叱ったりするときに発する音だと思っているに違いない。

   A水を全く怖がらないどころか水大好き。顔を洗っていればいきなり洗面台に飛び込んでくるし、浴室ではシャワーのお湯とたわむれ、蛇口から滴る水滴をパンチし、バスタブのお湯に顔を突っ込んで舐めてみる。さすがに湯船に浸かって鼻歌を歌ったりはしないが、全身ざばざばになっても全然平気。そのため、バスミルクを入れられなくなった上、入浴後に、お湯のしたたる仔猫をタオルドライして、ドライヤーで乾かすという謎の仕事が増えた。

   Bテレビやパソコン画面などの二次元画像を認識する。うちの猫たちの中では琥珀だけ。仔猫だった頃に鏡に反応した子はいたけれど、テレビに見入る猫というのは初めて。



   アニメーションとか、動くものがあるページがお気に入り。

   C家電製品の音を全く怖がらない。これまで掃除機を怖がる仔猫が多かったが、この猫はノズルの先にじゃれ、移動する本体に乗って楽しむ始末。わたしは箒で掃除をする方が静かで好きなのだけど、じゃれつかれてどうにもならない。



   「やー!」




   「たー!」




   「とあー!」
   掃除できませんよ琥珀さん・・・



   D猫仁義マスター度および猫コミュニケーション能力はいまだ0。他の猫たちが気を遣ってそっと舐めてやったりしているのに、パンチしたりする。あーあ。本人は遊んでいるつもりなのだろうけれど。

   *   夕食   *
   ・豚汁。里芋、葱、人参、ごぼうのささがき、油揚げ、豚肉などなど。
   ・タジンで作った浅利の酒蒸し。おいしかったー
   ・焼き厚揚げ。







      命名。

     Wed.2.12.2009 



   夕暮れ、ちょうど月が満ちた頃にぽんと名前が降りてきた。命名、琥珀。これから末永くよろしくね。そして、お手柔らかにお願いします・・・



   虹彩のふちが綺麗な琥珀色。




   なんの罪もないむーちゃんにいきなり殴りかかった罰でおくるみの刑。
   こんな顔だが、本人ごろごろ言っている。
   それにしても、なんか人形劇とかに出てきそうな感じ。





   延々と銀杏を割って作成。


   *   夕食   *
   ・銀杏の炊き込みごはん。
   ・ニラと卵のお味噌汁。
   ・塩鮭。大根おろしを作るだけ作って、添えるのを忘れる。






      8日目。

     Tue.1.12.2009 



   @到達。



   居間に来るたびに、他の子たちの寝場所になっている茶箪笥のうえまで登りたがってた仔猫。
   今日ふと見ると、横の棚をよじ登って到達しちゃった!
   どうなることかと固唾を呑んだが・・・





   ふんふんと牡丹のにおいを嗅ぎ(牡丹、熟睡中で気づかず)
   そのままぽんと飛び降りて去る。
   え?他の猫と一緒にいたかったわけじゃなく、ただ登りたかっただけなの・・・?



   A救いの神。



   手にすぐにじゃれつくこの頃の仔猫。
   両手でつかまえてあうあう噛んで、両足でぽんぽん蹴る。
   爪は出さないし甘噛みなんだけど、仔猫の歯は尖っているから痛いし、手が傷だらけ・・・
   そんなわけで「先生!出番です!」





   がふがふ噛んだり、




   抱きしめたり、舐めて毛繕いしてやったりで忙しい。


   *   夕食   *
   ・仕込んでおいた塩豚とキャベツでポトフ。
   ・ご近所の石釜焼きピザのお店のピザをテイクアウト。どっちも写真を撮るのを忘却・・・






   

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