June 2009

   




      5時間。

     Fri.26.06.2009 





   朦朧。


   今日の午後の予定が突如エアポケットのごとくぽっかり空くことが数日前に判明。勇んで美容院の予約を取り、カットとストレートパーマをお願いした。が、今日赴いたところ、なぜか5時間滞在という人生初の体験をすることに。いつも3時間で終わるのになぜ・・・?髪が伸びたから・・・?担当の方が手つきもたどたどしい新人のおにいさんだったから・・・?

   そして、そこの美容院での会話の中で、平家物語の冒頭のくだり「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす」の続きが、自分の中でいつのまにか「食う寝るところに住むところ やぶら小路のぶら小路 パイポパイポ パイポのシューリンガン・・・」になっていることに気がついて愕然とする。なんでこんなことに。






      サンシャイン水族館。

     Thu.11.06.2009 





   2匹でばっさばっさ。
   なんだか二人羽織みたい。

   血中くらげ成分の不足を感じたので、午前中にリトアニア語のレッスンを終えてから、午後よりお友達とサンシャイン水族館へ。入るなり、鼻がガラスにぎゅむーと押し付けられてバクみたいにな顔になっちゃうのも構わずに、なぜかこちらに向けてばっさばっさとはばたきつづける2匹のエイに出迎えられる。これは熱烈な歓迎の気持ちの表現・・・なのだろうか。

   入り口のリュウグウノツカイの標本見たさに、はるか昔に訪れたことがあるはずのサンシャイン水族館。改めて訪れると、昔の記憶よりもこじんまりとした印象。でもクラゲの数は少ないながら(すべてをクラゲ基準で考えるこの頃のわたし)、ちかちかと虹色がまたたくウリクラゲとカブトクラゲがおり、にこおとした顔のまま動かないウーパールーパーたちとか、恐竜と見まごうお顔の中国産おおさんしょううおとか、うつろに回転運動を続けている銀色のマンボウとか、さりげなく素晴らしい生き物たちが隠れているのだった。そうして、観葉植物のしげみとか、上がオープンになった水槽群とか、トリッキーな凹凸に満ちていたので、通路側に逃げたのか、バックヤードに逃げたのかは知らないけれど、これはコアリクイが逃げたらそうそう簡単には見つからないだろうなと深く納得する。

   そしてこの後友人と共に、お隣のプラネタリウムのブラックホール特集にてブラックホールの世界を満喫したわたしは、その夜、おおさんしょううおサイズのウーパールーパーを小脇に抱えてどこか駅の通路を歩いた後、銀河鉄道的な電車に乗る夢を見たのだった。隣の席には、カムパネルラならぬ、いつしか人間より大きなサイズに成長してしまった薄ピンク色の巨大ウーパールーパー。あまりにもしっかりと今日1日のパーツが織り込まれた夢だった。




   にっこり。




   どーん。




   大迫力の縦まんぼう。




      6月。

     Wed.10.06.2009 





   ジャクネッタ Jaquenetta。
   1983 年作出のイングリッシュローズ。

   気がつけば6月ももう3分の1が経過。

   満月の更新が無事終わり、まったくもってひさしぶりの更新だったにも関わらず(しかも日曜日の深夜!)たくさんの方が見に来てくださって、ありがたいなあという気持ちに満たされてカウンターの数字を眺めたのだった。新しい月あかり工房サイトは、ようやくIE以外でのブラウザでもtop page のアニメーションがきちんと表示されるようになった(はず・・・)ところで、初めてのショッピングカートはちゃんと動いてくれた(はず・・・)けれど、こまごましたところで修正したい箇所もあり、まだまだ発展中。その一方で、気がつけばしっかりと石たちを仕入れていたりして、右往左往しているわたしとは別のところで、作品たちは形になる準備を着々と自力で進めている感がある。

   6月は楽しみにしている展覧会がいくつもあるし、行事も目白押し。きっとすぐに夏になっちゃうんだろうなと思いつつ、不忍池の睡蓮や、入道雲の鮮やかさを思い描いてみたりしている夕暮れなのだった。





   

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